Fender製品の取り扱いについて [ニュース]
この3月に楽器業界を駆け巡った話題といえば
なんといっても山野楽器によるFender輸入業務の終了、
神田商会によるFender Japanの販売終了、
そしてFenderの日本法人 Fender Musical Instruments Corporation(以降 FMCJ)の設立。
5月に入っても色々なうわさが飛び交い、どれが真実でどれが嘘なのかいまいち分からないといった状況でしょうか?
ここでは本ブログ管理人がつかんでいる情報をお知らせできる範囲で公開します。
ちなみにソースはFMCJです。
【販売に関して】
現在、Fender製品を取り扱っている店舗は全国に700店舗ほど。
今後はFMCJと直接取引する店舗(以降フェンダーショップ)を70店舗程度に抑えるとのこと。
同じ楽器店の別支店への商品の融通は基本NG。
あくまでもフェンダーショップとして契約した店舗ごとの販売。
とはいえ、修理用のパーツなどは目をつぶってほしいですね。
店舗は各都道府県ごとに1店舗はあるようになるかな?といった感じでしょうか。
近隣にない場合は通販での入手に頼らざるを得ないかもしれません。
Gibsonのときと同様、品質管理については心配が残りますね。
【通販について】
通販においては大手モール(楽天、amazon、Yahoo、ポンパレ等)への出品は禁止。
フェンダーショップが自社で運営するサイトで販売するのはOK。
山野楽器時代に仕入れた商品(以降 山野フェンダー)については適用外。
ですので新品の山野フェンダーが大手通販サイトには残るのはこの先1年ぐらいだと思われます。
FMCJフェンダーについては直販サイトが開設されるかもしれない(未確定)
【Fender Japanについて】
神田商会で製造販売されていたFender Japanはブランドとしては消滅。
ただし、製品自体は製品名を変更し、Japan Exclusiveシリーズとして販売継続。
Fender Mexicoと仕様、価格が被るモデルについては生産終了。
Japan Exclusive : http://www.fender.co.jp/guitars/?series=japan_exclusive
【アフターサービス】
山野楽器時代の製品についてはFMCJが全面的に引き継ぐそうです。
修理・メンテナンスの受付が今後フェンダーショップ経由限定になるかは現時点では不明
ただし、保証書や販売店の記載がないとアウトの模様。
並行輸入品などはディーラー修理できなさそうですね。
工房で修理をお願いするにしてもパーツの入手が難しいでしょう。
並行輸入業者での購入は良く考えた方がいいですね。
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※2015/5/25現在の情報です。また何か新しい情報があれば追記・修正します。